いつかの夕焼け
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“あの輝きを 君に会えたから見えた あの輝きを 確かめにいこう”
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“そうやって始まったんだよ”
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僕ら走ってゆく
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“いつか君を見つけた時に 君に僕も見つけてもらったんだな”
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白い繭の中で静かに眠っている

空を飛んでいるとは気づかずに
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大切な人や存在が亡くなることは悲しいですが、
誰かが亡くなると、人は
「二度と戻れない美しい瞬間」に
実はいつも居たということに気がついて
世界がきらきらして見えるのだと思います。

そのような場に立ち会えば立ち会うほど、
自分は常にそのような心境で生きている、と感じます。
死が近くにある時の状態で私は通常を生きている、と確認します。

だから大切な存在の死に、誰とも分かち合えず悲しんでいる人へ、
私は何かを差し出す、または沈黙をし時を待って差し出す、ことをします。
自分にしかできないことだと思うのです。常に死が近い状態で生きている自分にしか。

「その状態の人」にはわかるはずです。
ちょっとした日差しや、光の反射や、空のうつろいが、肌を撫でる風が、
こんなに眩しくきらきらと自分を包んでいてくれることに。
悲しく切ないと同じくらいの感謝の気持ちに。

いつか癒るその気持ちの
それまでの間を私や拙作または見つけた音楽は、
同じく時を経て、寄り添うともなく、ただここに居るのです。
それが私の役割なんだと、ずいぶん前から気がつき、生きてきました。
そういう時に心に響くものを、差し出すことを、し続けてきたのだと思います。

多くの人にとっては特別なヒリヒリしたその期間を、
少しでも支えることのできることに
自分へ与えられたその境遇へ
切なく感じ続けるとともに
感謝することができます。

 
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熱した金属が溶け落ちるように朝日が現れるそのスピードで回る地球に 今この二度ともどらない美しい瞬間を生きていることを思い知らされる    
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