文字の練習をしていると、まだスポーツクラブへ通っていた頃にバレエのクラスに出ていた時のことを思い出す 簡単には説明できないけど「張り」っていうか… 両腕を丸く輪のようにしてそこに張りを作ると、爪先で立っても片足で立ってもふらついたりしないビクともしない それと似てる 特にひらがな
夜の黒の中に電車の車窓の灯りだけが黄色く見える 上りと下りの電車がすれ違う瞬間、最後部車両の切れぎわが異次元からの出口のようになり両方向へと新しい電車が生まれ走りゆくように見える時がある カッターで縦にシュッと切り口を開けたそこから、異次元からの電車が紛れ込み走っていることに 誰も気づいていない
先日久しぶりに会った人が綺麗だったので恋をしていますかと聞いたら“男よりも別のことがたくさん興味があるかな。”という返事だった 恋って別に異性とか人間に限ったことでない、この世界全体とか宇宙とかにだって恋をいだくと思うけどと思った たとえばこんな空とか恋そのものじゃないかな