漆塗りのように、薄い層を幾度も重ねて深みに触れる 1層深くなるほど、さっき自分で描いたところが稚拙に感じる

拙著絵本『すきとおりすけのすけ』の出版社での在庫保管期間は今月で終了します。書店でのご注文は、明日29日の昼過ぎくらいまでの受付となります。どなたか必要とされる方のそばに、すけのすけを置いていただけたらさいわいです。

写真は裏表紙。ほら、あそこですけのすけが手をふっています。
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お湯が沸いてポットのふたがカタカタと踊りだす そんなふうに何かがはじまる
akanet.netのstoreページにて▶︎
新しく出品作が加わりました。

絵本『あ あ』の、
針金の人が色鉛筆の上で転がる場面を再現して、
展覧会で誰もが遊べるような空間をつくりました。
その展示作品をご自宅でも楽しんでいただけるように出品いたします。
ストレッチポールに、布でトンガリ部分を縫い付けています。
お子さまの遊び道具にも、
普通にストレッチポールとしても、
それぞれのお使いようでお楽しみください。

縦113cm
直径15cm

色/赤、ピンク、パープル、青、グリーン、黒


拙著絵本『すきとおりすけのすけ』の出版社での在庫期間は今月で終了となりますが、書店でのご注文は明後日29日の昼間までは受け付けられるとのことです。どなたか必要とされる方のそばに、すけのすけを置いていただけたらさいわいです。


こちらは出版時に書いた、作者のことば、 『いるのにいない』です。▶︎


“すけのすけの「自分でもわからなかった自分の姿」は 幾多のトラブルや他者との関わりによって露になってゆく ひとは 誰もがそうやって己を知ってゆくのではないだろうか”

“いつかあなたが孤独の中に居るとき、 すけのすけはきっと 側に居る 何もしない、ただ居るだけ あなたは気づかない でもあなたのこころは何故かほんのすこしあたたかになる それだけでうれしい すけのすけも わたしも”

出版後に寄せられたお手紙には、風でカーテンが揺れると「すけのすけだよ」兄弟で言い合ったり、何もないところを指さして「すけのすけだ!」パンの上で溶けるバターを見て「すけのすけみたい」と言ったり、その子だけに見えるヒーローとしてすけのすけがいるらしい、などのエピソードをいただきました。

また、親戚の勤める障害者施設では、子供からも先生からも大人気との手紙をいただき、「すけのすけの究極の孤独」は、ご自身も孤独を抱いて生きている方に、きっと無意識のうちに響くのだろうと、教えていただきました。

世の中の多数ではないかもしれませんが、必要としてくださる方のもとへ届きますように。

昨日はひさしぶりに青山へ すばらしく繊細で美しい物を見れた 構造もよく考え抜かれていてすばらしい きらきらと光の粒を集めるには、見えないところでの、心と手の試行錯誤と積み重ねがある つくっている方たちとの思わぬ繋がりも見つかりうれしはずかしいひととき

以前のアトリエへ向かう道すがら、当時はなかったLEMAIREに入る クリストフ・ルメール氏が以前「エレガンスとは本来、お金や物など物質的なものではなく、尊厳や常識から生まれるもの。モードには常に新しい反抗精神が必要だけれど、いまはそれが内面的な静けさの中から生まれてくると思う。」と仰っていたのを肌で感じられる、空間、服、人 とても感じいいの店員さんと、服や本やルメール氏の事を話して、とても楽しかったので帰り際に言おうとしたら先に向こうから言ってくれた 自分の心に響くものを成す場には、ブレなく気の合う人がいるんだ、とまた確認し確信した

以前のアトリエのマンションの屋上でぼーっとする 景色は変わっているけれど、廊下のカーペットの匂いや歩く感触、エレベーターのボタンを押す感触は変わらない

帰路、今住んでいるところに近づくにつれ「あれ、自分なんでここにいるんだろう」感が強まってゆく感覚に、ひさしぶりに襲われた
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誰もが映し合う
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瞬きする太陽
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最後のトマトを摘み、鉢の土を休ませる ヘチマのタワシのようにぎっしり張りめぐらした根 あらゆることにおいての、見えているところと見えていないところの関係性を思う
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ぎゅっと詰まった強い虹
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