去年からのパクチーは摘まずに花が咲き実がなるにまかせてる
しん、とした騒がしさの中を忙しく仕える
生命のゆくえを見届ける
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誰のものでもない空は
心の中に留めておくんだ
でも、なにもかもが、本当は誰のものでもない
あのとき“あなたは私のもの”と歌う彼女に言いたかった
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スーパーで買ったひと束のセリが季を越え繁り続ける
私が享受するように、私もお届けできるのか
ただそうし続ける それだけが心に浮かぶ
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夕陽を受けている陽のようなきみたち
あるべき舞台に立つということ
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何がどういう兼ね合いでその眩しさが現れて 何がどういう兼ね合いでその瞬間に立ち会えるかどうかなんて奇跡のようだから 心はいつでもその眩しさを感じとれるように備えておくんだ
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透明な小人たちが踊ってる
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口ごもる夕陽
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ビルの目が見てる
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陽にかざした手に透ける血潮のように染まる雲
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追いつかない勢いで咲きつづける
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