“忘れないで” と歌い始めて
“忘れないよ” と変えて歌い出し直す
そう、そうだよね と思い
そのすべての響きが美しくて涙が出そうになる
「自分勝手」に投げつけて
でも、思いは「ひとりよがり」ではない
それまでの自分の内で磨きに磨いた鋭敏さに
宛てたその先ほど澱みなく届くことは知っている
夕陽が眩しく強く美しく、
「忘れないで」のような切なさも湛える
でも振り返った空の美しいグラデーションは
あのような静かで落ち着いた美しさのような強さは
「忘れないよ」の中に流れる強さはそういうものでは
と 思い澄みわたるのだ