動けない 目を開けられない ピロン、ピロン、と鳴っているのは心拍数だろうか と思っていたら 左折するトラックだった
朝焼け織のあのひと色はなんてことばにもできない この気持ちのように
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そのエンジン音は海へゆくボートのかもしれないのなら わたしは今ひとつの岩になりました あの夏の
「大型連休」を「犬型連休」に読みまちがえた ワン
霞んだ夜空のスタジアムの辺りだけがぼうっと光ってる かぐや姫でも生まれるのか

救急車って苺のショートケーキみたい 甘くないけど

空き缶がカラカラカラと鳴りながら転がってゆく 音のペンキを塗りながら 地球に
硬質な建物は昨日と変わらぬ素振りだが 部屋の植物たちには日々の細やかな一挙一動にすら圧倒される