“人権侵害”
という思考には陥らないようにしているが
もしやっぱりそういう状況なのだったとしたら
誰にも何も言われる筋合いはねえ、としか思わない
それにさらされてきた苦しみを他人事のように見てきた人々の無神経さに傲りに
屈しないのは唯一 今までどおり現実的な思考とともにこつこつとつくり届けることでしかない
怒りと悲しみにもなりそうな憤りを感謝に変えるのはそれでしかない
祈るような気持ちで制作に没入するしかない

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すきとおりすけのすけ』をみた友達から
「暖かくもあり怖さもあり不思議な感じ」との感想
怖い?と聞いたら「見えないものに対する畏敬めいた感じの怖さ」
「もういないお母さんのこと思った」のだそう もうすぐ命日で、と
そうか いろいろな気持ちに触れるのだな

それで思い出したある夢
この頃はよく自分が消えている夢をみた
ーーー

2011年5月24日

 

夢の中でわたしは
幽霊のように実体がなかった
もう すでに死んでいたのだろうか

なんでもすりぬけられて
人の中に入ることもできた
重なる、というか 同化する、というか

そうして人の中をプカプカ漂っていると
その人はここちよさそうな やすらぐような ようだった
それでわたしはなんだかすこしうれしかった

元気になったり ねむたくなっている人もいた
ハハなどは肩こりが治っているようだった

だけどわたしは実体がなかったので
だれもわたしが存在しているとわからなかった しらなかった

もしかしたら存在すらしていなかったのかもしれない
生きたことすらなかったのかもしれない

 

起きたときの 読後感のような さみしさとうれしさが
現実と妄想のあやふやな状態に 象徴的だった

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店から漏れる灯りに
アスファルトにへばりついたガムが点、点、と光る
見上げると空にも星が点、点、と光る

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『すきとおりすけのすけ』を気に入ってくれたどこかの子は
「ママがすけのすけの役をやってー」と遊んだり
「あそこにすけのすけがいるんじゃない?」
と聞いてきたりするそうです

「あそこにすけのすけがいるんじゃない?」なんて
願っていたような応えです

「◯◯ちゃんがすけのすけになったらどうする?」と聞いたら
「ちょっとさみしい」と言っていたそう

うん、さみしいよね

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11月に入って住環境の変化とともに体調が悪化し
1ヶ月以上ほとんど咳と熱の日々だった
咳は1呼吸につき10回咳き込む、
つまり息ができないのだった
そして全く眠れない
24時間のうち
2時間眠れたら良い方だった
咳き込むほど熱は上がり横になっているしかない

この状態は2月に始まり、その状態のまま絵本の作業をやり遂げた
検査を重ねても問題はなく、ストレスからのものだそうだった

とてもうれしかったのは息ができるようになった時
「息ができるってすばらしい…」と感謝した

声を出さなければ咳は出なくなり、
睡眠が取れるようになってから
しん、とした日々を過ごした
喋らない、音楽も聴かない
なるべく文字も読まない

何日も起き上がれないので
何日も何も食べない(飲まない)日もあった
そんな時にiPhoneから見た世の人々はたくさん飲んで食べている
羨ましくも何ともなくただ、「胃、大丈夫かな…身体に無理ありそう」とだけ思った

12月終わり辺りから声も出せるようになった
喋りすぎなければ咳き込まない
でも何故だか静かにしていたい
大きな思いやりをもらったから

でも思慮なき自分のことを浅はかとはもう思わない
わたしにだってわたしの思いがあるのですから
ずいぶん強い思いがあるのですから

そしてそれらはちゃんと
宛てた宛先には届く
とわかったから

わたしはわたしの道をまっすぐ、とは言わないけれど「道なりに」
(タクシーに乗った時によく言う「この道を道なりにお願いします」と
頭グーグルが発達しているので微妙にうねる道を「まっすぐ」とは言えない)
進んで行くしかないのかな
しょうじきであるだけかな

わたしの好きな人たちは皆、火の星座なので
射手座が木星にあるこの約1年ほどにはいいことありますね
よかった

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人の、誰かに対するすべてのひどい態度は
甘えなんだと思う
人を人とも思わないような、それは

 

・  

あの時はドラマ「anone」4話を観た感想でした
でもあのドラマ、みんなお互いを思いやっていて心が浄化されるようでした
誰もが辛い状況なのに他者を思いやることで、自分を抑えてしまう不器用な人たち
でも切ないですね、最後

 

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ここしばらくずっと
「なぜ人は人をうらやましく思うのか」を考えていました
それはこの1ヶ月くらい「自分は誰かを羨ましいかなぁ今」と考えつづけた末に
「誰も羨ましくないなぁ」と思ったからでもあります

たぶん「羨ましい」って
“やりたいことがやれない”のではなくて
“やればできることをやらないでいる自分”が在るからなのでは と思った

わたしは“受注などの他者の要望に応えるのではなく自分の表現を自分でする、
そのために全ての余暇をなくす”という選択をして、誰も羨ましくなくなりました
(作業は体調もありなかなか進みませんが…)(そして経済的には厳しい選択です)
体調はかんばしくないけれど気持ちはとても前向きなのです

静かに寝ている日々を過ごしていると、逆に
“羨ましい気持ちで逆立っている人”の奥の方が見えてしまい、なるほどと思います

もうそういうところからは離陸するときなのだろうな、と思います

そんな今の自分のつくる、自分のためのごはんはおいしかったです
だから自分はだいじょうぶだと思う

 

おやすみなさい

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やっと足指の爪を切る
ほとんど外出しない最近、
たまの出かけしなに気づくが
次の外出の時までは忘れている

ずいぶんとのびた爪の左薬指に
透明なマニュキュアがひとかけ残っていた
確かプロフィール写真を撮るときに髪を青く染め爪を黒くし
撮ったすぐ後に手も足も透明なマニュキュアに塗り替えたはず
8月か9月だったかな

絵本の作業の詰めと体調不良でほとんど外出しないままいつのまにかの今
小さなひとかけの艶が、「たしかにあったよ」と
素足の季節をそよがせた

 

 

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いま どれくらいぶりかわからないほどひさしぶりにに夕陽をみている
夕陽を見てもその美しさに誰も「うらやましい」とは思わないのに
何故人は人に「うらやましい」という感情をいだくのか

わたしはもうただほんとうの“あかね色”でいられたらいい

 

 

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夕暮れ

すこし高いところから街を見渡している
道なりにつづく信号機
青、黄、赤、果実のように

しかし早い
その移りのあまりの早さに、
なぜだかもの悲しくなっていたら
果実は落ちることなく、また 青く色づいた

 

 

 

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毎日、起きたらまず
その季節の果物や野菜のジュースをつくる
そしてそれらを切る前には必ず包丁を研ぐ
鋭く、よく切れる包丁は つつがなく切れ
怪我をしない

逆に切れの悪い包丁は
妙なちからが入ったり
切り口をすべったりして 怪我をしやすい

急いでいたりして研がなかった日は手がすぐわかる
果物や野菜たちもなんだか痛そうに感じる
そして自分の内も何かが鈍い

ときどきよく研がれた刃物のような人と接すると はっとする
会話のやりとりのつつがなさに

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拙著新作絵本『すきとおりすけのすけ』は今日から本屋さんに並んでいるそうです
2010年発案2011年初ラフと長く取り組んで出来ました
この第1場面目を描くために思いついたように記憶しています
ぜひお手にとってみてください
そしてその場面は決してSNSにアップしないでください
よろしくお願いします

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この写真は今日のカーテンの向こうのサンキャッチャー
カーテンの向こうには抜けるような青空で
あの日もそうだった

福岡の家へ行ってごはんを作り食べて
じゃあ、と車椅子でドアのところまで送ってくれた
そのまほちゃんの背には綺麗な水色の空が窓の向こうに広がっていた
その時はじゃあまたね、と言ったけれど 透き通りそうなきれいな最期の景色だった

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拙新作絵本『すきとおりすけのすけ』が先日手元に届きました
きれいな本になったかなと思います
発売は12月頭です
12月の1ヶ月間だけ書店に並び
あとは取り寄せとなります
ぜひ12月中にお手にとってください

 
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ある展覧会へ行くと
お客さんがカシャカシャ写真を撮っていた
え と思って展示を観ていたけれど その無遠慮な
スマートフォンのカシャ、カシャ、という音に息苦しくなってきた
なんだかとっても暴力的で残酷な刑の現場に居合わせているような気持ちになった 続きを読む

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去年の秋に 実家から棚を持ってきた
それまでそこには使っていない小さな冷蔵庫が在り
実家に引き取られて行ったので、実家からその棚を持って来た 続きを読む

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冷蔵庫にここしばらく眠っていた
スーパーのおつとめ品で買っておいた菜花の袋を開けると
黄色い花は咲きに咲いており
甘い香りがふわ、と
たちのぼった

 

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ビー玉が
ゆーっくりころがって
ころがりつづけて
地球をぐるっと周って
もとのところにもどってきたとき
最初とどれくらい高さが違うんだろ

 

 

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きのこ狩りでは“きのこの目線”にならないと見つけられないとか
雪はこの動画より実際はゆっくり ふ わ と舞っている
“舞い散る雪の目線”になって 見えてくるものがある
すぐに消えるつかのまの刹那のうちの
重量に逆らうでも添うでもなく
ただ浮いているその とき

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