スーパーに買い物へ行くすがらに花屋をのぞく
珍しく食虫植物が置いてある

いくつか部屋に植木鉢を置いていたので
小蝿が飛ぶようになり、気になっていたところ、
大きなガーデンセンターへ行ったとき食虫植物を見つけ、
これを部屋に置いたら小蝿はいなくなるかな、と思ったのだった
そのときはすでに手いっぱいで買わずに帰ったのだけれど

じーっと見入って考えていると、
店主とおぼしき女性が声をかけてきて話す
珍しく仕入れたのよ、ねえほら気持ち悪いでしょと言う
購入を考えている理由を話すと「でも虫除けのシュッとかするのあるでしょ
これ高いしねぇ」となぜか意をそらすようなことを言う
店主じゃないのかね…

「じゃあ三日間ほど考えてみます」と言って、
虫除け売り場に行きシュッなりなんなりを見ると食虫植物よりお値が張る
そして有効期限なり容量なりの限りがある
しかし食虫植物はずっと在る

虫除けの商品は、結局何かを「除け」るのだ
食虫植物は「その者が本来の在るべき姿で在る」だけ
何も除かない、それぞれがそれぞれの在り方をまっとうするだけ
そちらのほうが自分に違和感ないかなと思った
ビジュアルは違和感ありありだけど

などと考えながら、今朝の夢に出てきた かの人を思った

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