最寄りのコンビニで釣り銭を渡される時いつも店員が手を握ってくるの気持ち悪いと言ったら 「これに置かせたら」と母が彫金をし始めた頃つくった灰皿を渡された この灰皿のシリーズはいろんなパターンがあって 幼い頃、家の壁に飾られていたのだが わたしはこの変な生き物なのかなんなのかわからないこれがいちばん好きだった
夜明けの瞬間 何も見えないのに朝陽の登る方へ向かって飛んでゆく鳥たち 以前、占星術を観てもらっている時に 「その人はあかねさんにとってまぶしすぎるんじゃないか」と言われて は?と思った この世に自分にとってまぶしい存在をみつけてそこへ向かわない人生ってなんのために生きているの? 弱めの電球とかLEDくらいが生活しやすいとか生きやすいとか考えるその余裕なに? 陽の当たる方へトチ狂ったように伸びてゆくいっけん控えめそうなお花や 1度こう伸びたら曲げはしない!と表しつつほんとは陽の方へ向かいたそうなお花 ぜんっぜんかわいくもうつくしくもないえげつない生命の執念を、作業机の横に見ながら ドン引くようなえげつない人間たちの所業なぞなんてことはないのだと納得する日々だけれど 人間と関わるのはすごく疲れるのなんなんだろう もう残り時間も少ないから疲れてもいられない あの鳥たちのようにゆこう
無邪気な世 超孤独な人の本意や誰にも察せられない思いに 気づいてしまう何人かの人間のうちに 自分はいるのかもしれないとしたら 本人が表意しなかったことを言うのは無粋だし ご本人だけにお伝えすればいいことなのかもしれない あまりにも大きくを思う慮りを