ドラマチックな日暮
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生命
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窓と壁の対話
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干すときはぴんぴんとシワにならないようにのばしたはずなのに
ギュっとしわくちゃに固まって乾いてしまったタオルの端っこがわりと好きだ
ぎゅっと固めた砂糖菓子のようで
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一昨日の母の顔は表情がはっきりと晴れやかで、
最近の少しくぐもった、不安そうな、表情とは違った。
2年前までくらいの、はつらつとした母を、久しぶりに見た。

経済的にも、母の認知症的にも、元町の大槻工房の存続が厳しいと兄から聞いている。
このままだとあと5ヶ月、もし思いがけない収入があったとして長くて来年の秋。
今の工房は撤退して、実家で母の伝統工芸の制作を続ければいいと兄。
母は猛烈に抵抗しているが、具体的には何もできていないので、
兄の言う通りがいいのかな、とも思っていた、
母の認知状の近況を聞くと。
しかし母の気質は、兄や私とは違い、
籠もって作業をすると認知症は進むのは想像に容易い。
接客は母にとってのハリ、作品づくりと等しく必要なのもわかる。

一昨日は偶然、工房帰りの父と母に遭遇したので近くの店で話す。
なんと新規のお客様がお買い上げくださったと。
母のアクセサリー数点、兄のガラス照明、
おまけでわたしの絵本もと。
それを話す母の久しぶりの生き生きとした表情を見ながら
気持ちとしては店を続けさせてやりたいと思った。それで少し話した。

ちょうど、母に、今までのお客様へ1日1通でもいいからご挨拶のお手紙を出してみたら、
そうしたら少しは滞った状態が動き始めるかもしれないからと、伝えようと思っていたところだった。
今の母には展覧会の案内状を書くのも難しいのだと兄から聞いたので、
ハードル低め、続けられそうな、1日1通。どうだろう。

今は実家の家族は誰もがギリギリの状態だ。
せめて自分はほぐし役であろうと思う。


しかし今日、ふと思い出した。
今の母は、かつて統合失調症の頃の私だ。
あの頃、母に無理やり病院へ連れていかれ、
医者はろくに話も聞かないのに安易に病気と診断し、
私は病気じゃないと言い張って、処方された薬も飲まなかった。
母は心配しているのよと言いつつも私の話を聞こうともしなかった。
私の行きたいところへ行くのを禁止し、自分の目の届くところに居させた。
医者へ通うことを強制され、屈辱的なことを言われ、処方された薬は捨てるを繰り返す。
青山のアトリエは引き払うことになり、実家へ帰った私は以前のような鋭敏な感性を失った。
私はすっかり鈍くなり、以前は話せなかったような人ともへらへら話せるようになった。
私はいくら苦しくても狂うほどに苦しくても、鋭敏なままでいたかった。
この状態を理解する本当に友と思える人達の近くにい続けたかった。
本人にとって何がしあわせかなんて他の誰にもわからない。

今の母の気持ちはよくわかる。
だがあなたも同じことを私にした、とも思った。
いつか誰かへしたことは巡り巡って自分に起こるんだな。

ある人に私の作品を壊され嘘をつかれそれは私には自分の娘をレイプされたに等しかったことも、
あるときに子供を産むことを許されなかったことも、
ただ巡るのだ。
もう私の知らないところで。
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水色というかティファニー みたいなミント色です
体温計は右脇にプリントしました(白と黒は左脇でした)

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水面をすべりゆく波と同じ速度で歩く この波は水の流れではなく風の形 風と歩調を合わせる 人間同士で歩調を合わせているだけでは見落とすものがあるように思う
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去年のが分球して株数も増えたので、花は今17つ咲いている 部屋は高貴な香りで満ちている
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宇多田ヒカルの『誰にも言わない』の中の
“One way street 照らす月と歩いた”
のところ歌っていると意味がどうこうじゃなく
もう口が気持ちよくてずっと歌いたくなるこういう感覚
だいじだな と、いちつくり手としてとても思う
 
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