CANON EOS MOVIE  
“a day”
▶︎https://youtu.be/W2-cUQoPCiY

“macaron”
▶︎https://youtu.be/ENxg1oKXRiY

“window”
▶︎https://youtu.be/fof8mrvUiVA

I co-direct 3 movies with my friend director.  In “a day”, I describe my usual experience,
such as place little figures everywhere quietly,
or make a face with finished plate.     

CANON EOS MOVIEにて
“a day”
“macaron”
“window”
の3作のディレクターを友人と共に勤めました。
“a day”の中の小さな紙の人や、最後のお皿に作る顔は、
わたしの日常の中で実際にやっていることをもとにしています。  

Canon EOS MOVIE
長い友人のtronco.さんにお声がけいただき共同でディレクションしました。
tronco.さんが拙絵本『あ』に登場する「針金の人」をイメージした絵コンテを下地に、
お声がけいただいてからもっと汎用性のある「紙の人」にしてみて、
やりとりをしながらアイデアを詰めていきました。
この映像の制作目的は
「カメラの機能を活かして何ができるか、どのような映像効果を使えるか」
をお伝えすることでした。
それに添って、且つ「ただ映像だけでも魅力のあるもの」を目指し、
みなで相談し切磋琢磨しながら、この映像へと着地しました。
出来上がった映像も、その経過もその経験も、
私の宝物としてずっとかがやいています。
どうかご覧いただけましたら幸いです。
2023.12.16

以下は2015年に
「音楽家との仕事」という展覧会の際に書いた文章です。
併せてご一読いただけますとさいわいです。
WATER WATER CAMELの田辺玄さんとその現場でのこと
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CMのディレクターをしている友人のトロンコさんからお声がけいただき
CanonのEOS MOVIEに共同ディレクターとして関わりました
若い女性がターゲットの商品の性質上、
女性のわたしたちがディレクションしたのですが
それゆえに「音は男性にお願いしたほうがいい」となんとなく感じていました
玄さんの「音日記」の中からの音源をスタッフみなで聴き、お願いすることになりました

わたしは地震後の一時期、
あらゆる情報を受け付けなく
音楽も聴けないような状態でした
そんなとき、玄さんが1年かけて録りためた「定点録音」という
風や草や雨や雪やひよこが鶏へと成長する声を録ったものを聴いていました
そのような感覚を共有しているとわかっていた玄さんに、全面的な信頼をいだいていました
撮影する喫茶KUSA.の写真や出演者の写真、絵コンテ、いくつかの短い言葉
そんな謎かけのようなものを投げかけ、返ってきた音を
さいしょにトコロンコさんと聴いたときは
ふたりともなみだがでそうだった

この、トロンコさんとの仕事は
それぞれがいろいろ経験してきた「そのとき」だからこそ、
実現することができためぐりあわせで、きらきらととても充実したものになりました
最初のCMの仕事で自分の経験不足を実感したわたしは 19年を経て、
その経験をかさねてきたトロンコさんの姿に多くを学びました
こまやかな気づかいでわたしが居心地のよいように、
またわたしの能力を活かせるようにしてくれ
おしみなく彼女のそれまでの経験を
つたえてくださいました
あのときのわたしたちは
恋愛をしているようなものでした
ときめきというのは、限られたものじゃなく
あらゆるものやことに、みいだせる それに気づけば
なんときらきらと新鮮な日々を生き続けてゆけるのでしょう

さて、スタッフ打ち合わせに玄さんがはじめて参加したときのみんなの様子は なかなかいい景色でした
とくに男性スタッフが惚れ込んでしまう そういう何かが玄さんにはあるんでしょうね
オトナモード啓太くんも玄さんに惚れ込んでいたのを思い出しました笑
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