母が夢に出てきて
お姫様抱っこをしながらだいじな話をした
ひどく痩せていて小さかった(実際そうだった)
・
よく、「急なことで」と人々は言う
私は正直「は?」と思う「何を見ていたの?」と思う
あんなに異様に痩せて、目に見えて生命力が薄まってゆく日々だったのに
私は1年半以上前から、母の死を予感していた
半年前くらいから、そろそろ来た、と思っていた
ガクンと体調を崩した死の10日前頃には、とうとう来た、と思った
だから全力で食事を作りに行ったり、体を洗ったり、あったかい服を持って行ったり、話をしたり、した
兄や父ですら、その危機感は誰もなかった
最近、いろいろ相談していた友達は
感性も澄んでいて、淀みないまなざしの持ち主だからか
親類の方を看取った経験もあるからか、彼女もわかると言っていた
生命力が薄れてゆく感じ、ベッドに埋もれてしまいそうなくらいの
彼女の両親も、認知症その他で、今なんとなく似た境遇で、
いつも静かな空気感で相談にのってくれている
他にも気づかってくれる人々がいる
ありがたいこと
「もう終わりだって、いつまでも生きてはいないって、気づくと、変わるんだけど、そのときはもう居ないのよね。」
そう話した
お姫様抱っこをしながらだいじな話をした
ひどく痩せていて小さかった(実際そうだった)
・
よく、「急なことで」と人々は言う
私は正直「は?」と思う「何を見ていたの?」と思う
あんなに異様に痩せて、目に見えて生命力が薄まってゆく日々だったのに
私は1年半以上前から、母の死を予感していた
半年前くらいから、そろそろ来た、と思っていた
ガクンと体調を崩した死の10日前頃には、とうとう来た、と思った
だから全力で食事を作りに行ったり、体を洗ったり、あったかい服を持って行ったり、話をしたり、した
兄や父ですら、その危機感は誰もなかった
最近、いろいろ相談していた友達は
感性も澄んでいて、淀みないまなざしの持ち主だからか
親類の方を看取った経験もあるからか、彼女もわかると言っていた
生命力が薄れてゆく感じ、ベッドに埋もれてしまいそうなくらいの
彼女の両親も、認知症その他で、今なんとなく似た境遇で、
いつも静かな空気感で相談にのってくれている
他にも気づかってくれる人々がいる
ありがたいこと
「もう終わりだって、いつまでも生きてはいないって、気づくと、変わるんだけど、そのときはもう居ないのよね。」
そう話した